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特集

ゆうゆう高井戸西館
住所:〒168-0071 杉並区高井戸西1-17-5
電話:03-3332-1076
お話をしてくださった方
NPO法人 竹箒の会
杉並支部長 片桐誠実さん(写真左側)
マネージャー 橋詰信子さん(写真右側)
事業の特徴
竹箒の会、この素朴でほのぼのした名前は、社会参加で生きがいを実感したいと考えた人たちが「公園の清掃でも」と考えていたことからついたとか。しかし、創立メンバーの多くが大手IT関連企業のOBであったため、シニアのためのパソコン教室に続き、最近は高齢者のためのモバイル(携帯電話)教室が好評で、会員だけでは手が足らず、インストラクター養成講座を開催したところ、こちらも定員枠を超す希望者が殺到。この方たちに、杉並区でモバイルインストラクターとしての活動を開始していただき、また熱心な方には杉並区以外の地域でも活動してもらっています。区の担当者からは、ゆうゆう高井戸西館に密着して利用の拡大を図るよう要請があったそうですが、「ここは電波が不安定で、途中で会話が途切れることも・・」と橋詰さん。それも事実なのですが、ひとつの施設にこだわらず、できるところでできることを展開しつつ、新しい波を起こすことが竹箒の会の狙いのように思われました。
事業内容
竹箒の会が企画・運営する『夕焼けサロン』は、ゆうゆう館共通の課題である、団塊の世代をメインターゲットとした夜間の講座です。この講座事業の委託がきっかけとなり、今年4月からのゆうゆう高井戸西館の運営委託につながっています。 最近のテーマを見てみると、「ポスト小泉とアジア外交」「わかりやすい英文ライティングのポイント」「タカラヅカ10の掟」「安心・安全のデイトレードの楽しみ」・・・竹箒の会のネットワークと人脈の広さを感じさせますが、間口が広いというか、一見共通項が見当たりません。単なるお遊びや時間つぶしで終わるものではなく、一定の知的レベルを保ちつつ、団塊の世代の人たちが興味を抱きそうなテーマを、というのが企画の出発点ですが、「どの講座にどんな人がくるかは分からない。毎回参加者の顔も違う」そうです。だから、無理に枠をはめることはしませんが、そんな中から、一定の人数を集めることができ、且つ持続的な展開が見込めるものを“レギュラー講座”に昇格させるという手法をとります。最近の例では「わかりやすい英文ライティングのポイント」がレギュラーに昇格する予定です。ゆうゆう高井戸西館のご近所には、毎日英文日記をつけておられる熱心な高齢の受講生もおれるそうです。地域柄でしょうか・・。
課題・展望
竹箒の会は、元々は文京区で立ち上げられましたが、地域にこだわることなく、目黒区、千代田区、新宿区、墨田区、豊島区、世田谷区、中野区と、あちらこちらで行政から業務委託を受けて活動を展開してきました。杉並区にも、「落下傘部隊で降下したようなもの、・・」(橋詰さん)ですが、長年杉並区で地域活動を続けてきた片桐さんが竹箒の会主催の講座に参加したのをきっかけに杉並支部長として迎えたことから、ゆうゆう館の運営も受託することが可能となりました。しかし、良い意味で地域の“しがらみ”がないのも強みといえるかもしれません。モバイル教室を高井戸や西荻の地域区民センターや他のゆうゆう館とコラボレーションを推進する発想もあります。その地域や地区に密着したテーマや課題もあるでしょうが、一方で、ゆうゆう館で共通して実施できる講座もあります。ゆうゆう館がゆるやかなネットワークを結び、情報を共有することで、従来になかった展開も可能です。それこそNPOならではの強みでしょう。ところが最近、参加者集めの最大の武器である広報すぎなみで、「掲載できる講座紹介のスペースが減っていて、十分な情報発信ができない」ようになっていると か。広報すぎなみに講座案内が掲載されると2倍、3倍の受講希望者が期待できます。チラシを数千枚配布するのと同じほどのPR効果です。「活動予算の少ないNPOにとって、チラシの作成や配布は大きな負担。協働事業であるなら、行政はNPOの活動を“広報”支援してほしい」とは片桐さんでした。(村田)
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