小説上の父
今年80歳になる自分の父親が、実名で登場する小説が出刊された。
昭和18年頃の信州の街の旧制中学の青春期を描いたお話し。
自分の息子たちはすでに読んでいて、「おじいちゃんが出てるよ」
と言われ初めて知った。
登場人物はリアリティーにあふれ素性まで詳細に描かれているのに
父が登場する主人公との小さな旅のシーンは場面は長いのに
素性がまったく描かれていない。
聞けば当時の同級生が校長職を経て、物書きになったそうだ。
実在する人間なので、書き込めなかったのだろうか。
小説に登場する父が、川で魚取りに夢中になるくだりがあり
釣りキチとなった下地がこの頃からあったのだなあ~
と関心。
身内が本の中に出てくる、というのは不思議な感覚でした。